翻訳における日本語と英語の混合

日常会話などで、日本語と英語を混合して話す方は多いと思います。

むしろ、英語や外来語に、カタカナ語などをまるで使わずに話している人の方が少数派であり、英語を話してしまうと罰ゲームを行う様なゲームまである程で、気にしながら会話をしていると、自分が沢山の英語を使っている事に気づく事でしょう。

しかし、その様に日本語と英語を混ぜて話していると、多重表現を使ってしまっている事もあります。

例えば、「OK!分かったよ」ですとか、「朝だしMorning coffeeを飲もう」の様な表現ですと、「分かった!分かったよ」や、「朝だし、朝のコーヒーを飲もう」と言っている様なものです。

そして、翻訳会社や翻訳家は、それらの表現に気をつけているとは思いますが、翻訳された小説などで、上記の様な表現に翻訳してしまっている場合もたまに見かけます。

実際に見た表現として、英語を日本語に翻訳した一文で、「私はこれから、車でドライブに出かけるつもりだ」と言った翻訳を見たのですが、「Drive」とは車を運転する事や、車で遠出する事を指すので、「車で」と言う表現は余計で、「私はこれからドライブに行くつもりだ」で十分ですし、わざわざ、カタカナ語は入れずに、「私はこれから、車で行楽地に出かけるつもりだ」でも良いはずです。

翻訳した言葉に英語を残す表現は、場合によっては、文章を分りやすくしたり、簡潔にする役割を果たせるので非常に便利ですが、扱いに気をつけなければ、間違った文章になってしまう危険もあるので、翻訳会社や翻訳者は注意しなければいけません。

翻訳における現在進行形と過去形

小説などの、ストーリーがある媒体に対しての翻訳は現在進行形と過去形をしっかりと使いわけなければいけません。

小説の冒頭で、ストーリーテラーが語り出すところから、ストーリーが始まる様な小説も多いですが、これの現在進行形と過去形をゴチャ混ぜにしてしまうと、読者の混乱も招きますし、ストーリーテラーが話している部分は過去形で表現して、当時の状況を表している様な場面では現在進行形で表現する様な使い分けが必要となってきます。

そうする事で、ストーリーが後半にきて、ストーリーテラーの現在に追いつくところからは全て現在進行形に変わる様な手法もとれる訳です。

そして、過去形を多用してしまう表現も誤解を招きやすい表現で、「私は、違った結果もありえた事を、悔やんでいた気持ちを思い返していた」の様に過去を悔やんでいる気持ちを、さらに、思い返すと言った、複雑な状況になってしまっているので、翻訳者や翻訳会社はその様な分かりづらい文章にならない様に、翻訳する際には気を付けなければいけません。