翻訳と場所を特定する表現

翻訳会社や翻訳者は、場所を特定する様な表現には、気をつけなければいけない事があります。

例を上げると、「金庫には書類が置いてある」と言う文章があったとして、これでは、金庫の中に書類が置いてあるのか、金庫の上に書類が置いてあるのかが曖昧に感じてしまいますし、普通に考えたならば、金庫の中に入っているのでしょうが、しっかりとした場所特定をしていなければ、違った意味になってしまいます。

金庫の中に書類が置いてあるならば、厳重に保管している様にとれますが、金庫の上に置いてあるならば、勝手に取っていけと言わんばかりの状態になってしまいます。

そして、逆に「中」とか「上」を余計も付け加えると、分かりづらくなってしまう事もあり、「壁の上に絵が掛かっている」とか、「草原の中に一人きりだ」と言った様な表現ですと、大袈裟にとれば、壁の上部に絵が掛かっている様に取れてしまいますし、草原に埋められている様にも感じてしまいますので、これでしたら、「壁に絵が掛かっている」や「草原に一人きりだ」の様な表現で十分の様な気もします。

翻訳会社や翻訳者は、この文章ならば読み取れるであろうと、見切りで翻訳をせずに、場所特定は分りやすく翻訳すると良いでしょう。

翻訳者の基準

翻訳会社に勤めている翻訳者や、小説家は、普段から沢山の書籍に囲まれている為に、一般の方よりも、小説や、様々な書籍について詳しいはずですし、そうでなければ、翻訳者や、小説家などやっていけないはずです。

しかし、自らの基準が、一般の方より高い事をしっかりと理解しておかなければ、執筆する際に、とても不親切なものになってしまう場合がありますので、分かりやすく言えば、読者の目線に立つ事が大切だと言う事です。

翻訳会社に勤めている翻訳者などは、小説なども数多く翻訳しているでしょうし、詳しいはずです、そして、翻訳する際に、他の小説の一文などを、引用して翻訳する事もあるでしょうが、これは、小説をあまり読まない人からすると、不親切に感じてしまうでしょう。

ですから、時には読者が理解出来る様な基準に自らをおいて翻訳する事が大事になってくるのです。